海外BtoB企業における動画活用事例

海外BtoB企業における動画活用事例

Published On: 2023年9月19日Last Updated: 2023年9月28日

はじめに

海外のBtoB企業では、顧客との繋がりを強化し、ブランドの認知度を高めるために動画を積極的に活用しています。動画を活用して自社の魅力を最大限に伝える方法を、有名企業の事例と併せてご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

動画活用の事例

1分以内のショート動画

HubSpotの調査によると、BtoB企業のマーケティング担当者の33%が「利用可能な様々な形式のビデオの中でもショート動画が最も大きなROIを生み出した」と回答しています。

併せて、画像やブログ、ポッドキャストなどのその他の形式と比較しても、ショート動画のような動画コンテンツが最も高いROIを生み出しているとのことでした。

また、多くのユーザーは長い動画は途中で興味を失ってしまいがちですが、短い動画(1分程度の長さ)は一般的に最後まで視聴されるということも述べられています。

Stefanini掲載のHubSpot調査レポート

 

これらの調査からも、長い動画だとユーザーは途中で興味を失ってしまうという点で、BtoBのビジネスにおいてもTikTokやYouTubeのショート、Instagramのリールといったショート動画の活用が、自社の戦略に大きな役割を果たす可能性が高いです。

海外BtoB企業のショート動画活用事例

しかし、TikTokやInstagramでのショート動画の活用はやはりBtoC企業向けというイメージが強いのが現状です。そこで海外BtoB企業のショート動画活用事例として、Dropboxの動画をご紹介します。

Dropbox Paper (共同制作ツール)

こちらの動画では、わずか 16 秒で Dropbox Paper (共同制作ツール) を宣伝しています。音楽制作という通常であれば複数の関係者がいて時間のかかる複雑な作業も、Dropbox Paperを活用することで同時作業が容易に可能になることをアピールしています。

あえてビジネスシーンではなく、音楽制作現場にスポットを当てることで、ビジネスに限らず様々なシーンで手軽に活用できるものとしてユーザーを誘い込む工夫がされています。

 

上記のDropboxの動画を踏まえて、ショート動画を活用する際のコツを3つご紹介します。

  1. ターゲットを明確にし、自社のブランドや製品、サービスに興味を持ってもらえるようなメッセージを発信する
  2. ユーザーが動画を視聴中に親近感を感じてもらえるように、感情やユーモアを含む
  3. ブランドの強化を狙いつつ、ユーザーには売り込まれているとあまり感じさせないようにする

 

最近では、BtoB企業においてもアニメーションで自社サービスを短く紹介しているケースが増えています。Vyondのように動画制作初心者でも手軽にアニメ動画を作れるサービスがあるので、興味のある方はぜひご覧ください。

ストーリーテリングを取り入れた動画活用

次のトレンドは、ストーリーテリングを取り入れた動画の活用です。

ストーリーテリングとは

ストーリーテリングとは、情報やアイデアを物語として組み立て、聞き手や観客に伝える手法のことです。小説、映画、マーケティング、教育など、さまざまな分野で活用されています。数々のヒット作を生み出してきたディズニーやPIXARには、ストーリーライターが必ず存在しており、観客の心に訴えかけるストーリーを組み立てています。

ビジネスでは、従業員、顧客、同僚、パートナーなどとコミュニケーションし、繋がるためにストーリーテリングが利用されます。これはビジネスにおける目的、目標を念頭に置いて話すという点で、一般的なストーリー(物語)とは異なります。

動画にストーリーテリングを活用するメリット

ストーリーテリングを活用した動画のメリットは、動画活用によるブランド認知度アップや、見た人の共感を呼ぶことによるエンゲージメントの向上などが挙げられます。テキストだけのコンテンツよりも、人々の心に訴えかけられるものを作りやすいので、うまく共感を集められればSNSや口コミで広がり、より多くのアクセスを得ることも可能です。

では、実際にストーリーテリングを活用した動画を活用している海外BtoB企業の事例をご紹介します。

海外企業のストーリーテリングを活用した動画の事例

Google:マイアミに拠点をおくパジャマブランドEberjeyのサクセスストーリー

Google広告は、BtoBのマーケティング担当者の中でも、よく知られているサービスです。

同社は、Google広告のサービスを利用する中小企業に焦点を当てて、Google広告がビジネスの成功に導くことを伝えている動画を作成しました。

こちらの2分間の動画では、Google広告を使用したマイアミのパジャマブランドのビジネス成長について、従業員自らの口で語られています。従業員によると、注文の約25%をGoogle広告からの集客で占めており、Google広告からの収益は前年比平均で145%増加しているとのことでした。

 

このようにストーリーテリングを動画コンテンツの形で活用することで、

  • ブランドの個性を伝える
  • 「商売」や「営業」を感じさせない
  • 顧客を維持する基盤を創出できる

などのメリットがあります。

営業活動のメールに動画を活用する

海外では、営業関連のメールにZoomやloomなどで撮った短い動画を添付することで、顧客とのやりとりを円滑にする取り組みがされています。

以前、登壇いただいたIntel出身のBtoBコンサルタントのPam Didner氏によれば、「アメリカではBtoBセールスの現場で、見込み顧客に対して商談前後で短い動画を撮って添付することが多い。内容は挨拶や商談のお礼、サービスの簡単な紹介など各営業段階に応じて多種多様です。テキストだけでなく、動画があることでより個別感や親近感を醸成しやすいので活用することをおすすめします。」とのことです。

また、Salesoftの調査によれば、動画をメールに組み合わせると、動画をメールに組み合わせなかったチームと比べて返信率が26%も高まるという結果が出たとのことです。

 

営業活動のメールに動画を取り入れるイメージとしては、下記のようなイメージです。

メール内容日本語要約:

マークさんこんにちは。

貴社は見込み顧客との商談の日程調整に苦労されているとのことですが、SellEverythingを使えば、この問題を解決することができます。

私が貴社のためにできることについては、以下の動画をご覧ください。

ご相談のご予約は動画内からお願いいたします。

メールに動画を組み込むことで、文章だけで伝えるよりも多くの情報を伝えることができます。

重要なことを伝える必要があるメールでは、動画の活用を検討してみるのもよいでしょう。

参考URL:https://www.videoform.com/blog/personalized-video-email-examples/

     https://www.salesloft.com/

まとめ

動画は、海外のBtoB企業において革新的なコミュニケーション手段として急速に成長しています。この記事では、最新の動画トレンドを紹介し、特にストーリーテリングを活用する方法に焦点を当てました。企業は、短い時間で効果的なメッセージを伝え、魅力的なブランドを構築するために、動画をうまく活用しています。これらの動画は視聴者とのつながりを生み出し、見込み顧客の獲得にも役立つと言えます。

また、トレンドを追うだけでなく、独自の戦略的アプローチが重要です。競争が激化する市場で、ショート動画をうまく活用し、独自性を持つコンテンツを提供することが、BtoB企業の成長に不可欠です。

 

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