AIライティングツール!メール文面作成ができる「Hoppy Copy」の使い方&使用感レポ
はじめに
さまざまなAIツールが国内外で幅広く提供されていますが、特に海外のツールは、実務での利用が日本語対応の有無の理由から難しい場合があります。このシリーズでは、マーケティングや営業担当者向けに、オンラインイベントの企画運営に役立つ海外のAIツールを紹介します。今回は、「Hoppy Copy」の利用方法と使用した感想をお伝えします。
「Hoppy Copy」とは?
目次
基本情報
[Hoppy Copy」は、Webマーケティングやコンテンツビジネスに特化したAIライティングツールです。メール文やニュースレターをはじめとした文章作成ができ、他にもタイトルのアイデア出しやSNSのハッシュタグ作成など、コピーライティングも可能なツールです。
メール文面を作成してみた
8日間の無料トライアルに登録し、メール文面作成を行いました。
ログイン方法
アカウントを登録します。
上にあるGoogleでサインインすることも可能です。
メール文面作成
ダッシュボードから、作成したい内容を選択します。
クリックしたタイトルが表示されているのを確認し、「Detail(詳細)」に発信者・ターゲット・伝えたいトピックの3つを入力します。
次に、ターゲットに適した「Tone(文体)」を選びます。最後に右部分にある「Create(作成)」を押します。
すると、左側の下部に作成されたメール文の候補が5つほど出てくるので、イメージに適したものを1つ選択し、ドキュメントへ複製します。
右側のドキュメントに貼り付けられたら、編集作業に入ります。
編集では、文字量を調整することや、リライトしてもらうことが可能です。
編集したいテキストの箇所をカーソルで選択し、右上のアイコンから編集したい項目を選択します。すると、ドキュメントの途中に、指示した内容の候補が3つ出てくるので採用するものに「Use(使う)」を押すと、採用したい箇所が新たにドキュメントに追加されます。
これらの作業を繰り返すことで、メールの文面が完成します。
メールの素案づくりとして活用
左下の言語設定で日本語を選択することができます。日本語でメール文を作成できますが、下記のサンプル画像にあるように「見逃すな」や「もし、あなたの答えがイエスなら」など、英語の表記を直訳したような日本ではあまり見られない表現が多く、日本人にとっては不自然に感じられる文章が出来上がります。また、編集機能はあるものの、クリックしても反応されないので、リライトをはじめとする編集作業を行うことは困難です。
ツール内で修正することはできませんが、出力された文章を別のドキュメントにコピーすると修正することができます。そのため、ツールをメール文面の素案づくりに使うことをおすすめします。
ツール内操作はすべて英語のため、使用方法がわからないという場合は「Learn(学ぶ)」からYouTubeのツールの使い方説明動画を見ることができます。YouTubeは日本語字幕に対応しているので、私も動画を参考にしながら操作を進められました。
「Hoppy Copy」のメリット・デメリット
メリット1:提案される候補数が豊富
例えば「ニュースレター」のように1つの設定を選択すると、テンプレートが5つも用意されます。編集作業を行う際にも、編集したい項目に対し3つ候補を出してくれたりと、提案される候補数が豊富です。
メリット2:編集機能が充実
ドキュメントでの編集作業では、文量を調節してくれるだけでなく、作成したメールが迷惑メールに判定されないためのチェックをすることも可能です。その他にも、文書の要約やハッシュタグを考えることも可能なため、メールに加えSNSの文章作成にも適しています。
デメリット1:主に英語表記
操作はすべて英語表記となっております。また、先ほどご紹介した通り、日本語設定を選択し、日本語でメール作成を行うことはできますが、編集することはできません。前述したようにツール内の修正は難しいですが、文章を別のドキュメントにコピーして修正は可能なため文章のたたき作成ツールとして活用できます。
デメリット2:表現が日本人向けではなく海外向け
前述の通り、「見逃すことはできません!」や「啓発的でエキサイティングな」など、英語の表現をそのまま日本語に直訳したような文章が出てきます。そのため、表現を日本のビジネスパーソン向けに改めて修正する必要があります。
料金体系とプラン内容の違い
「Hoppy Copy」では、スタータープラン・プロ・プロ+の3つの料金プランがあります。
料金が高くなることに伴うメリットは3つあります。
- アカウント共有ができるユーザー数が増える
- AIが作成できるワード数が増える
- 競合モニターの数を増やすことができる
料金表は以下の通りです。
ツールを使用した感想
英語設定では、ライティング機能だけでなく、タイトルのアイディア出しも行うことができるため、コンテンツ作成の全段階でサポートを任せることができるツールだと感じました。多くの候補を出してくれるため、自分の文章のテイストに合ったものを選択できる点も、大きなメリットであると言えます。もう少し日本語対応が充実していたら、より便利なツールであること間違いなしです。
参考リンク
公式HP:https://app.hoppycopy.co/account/tools
まとめ
実際に試してみたところ、このツールは操作のUIにおいて日本語への翻訳機能を備えていないため、操作がやや難しかったです。日本のユーザーがこのツールを活用する場合、主に海外向けのニュースレターやメール作成に適しており、使用することにより業務効率向上が期待できます。
この記事を、Hoppy Copyを使用する際にお役立ていただければ幸いです。