動画の作成と共有ができるZoom Clipsベータ版の活用法

動画の作成と共有ができるZoom Clipsベータ版の活用法

Published On: 2023年10月5日Last Updated: 2023年10月5日

はじめに

Zoom Clipsベータ版はZoomが提供している機能で、動画を作成してメールやリンクで共有することができます

作成した動画は通常の業務内における情報共有においてはもちろん、営業メールに組み込むことにより、テキストだけでは伝わりにくい情報や、細かいニュアンス、感情を効果的に伝えることが可能です。

この記事では、Zoom Clipsベータ版の具体的な使用方法や、動画を営業メールに活用することで得られる効果についてご紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。

Zoom Clipsベータ版

この機能を使ってできること

・Zoomデスクトップアプリ、Webポータルから簡単に録画、編集、共有

・作成したクリップのトリミングや、名前の変更、タグの追加などの編集

作成後、赤枠で囲ってある箇所から速度の変更とトリミングが可能です。

・メールアドレスの入力やリンクコピーで情報共有の共有の場合、[招待した人だけがアクセス可能]、もしくは[リンクを知っている全員がアクセス可能]に設定できる

赤枠で囲ってあるShareボタンから、メールでの共有/リンクでの共有が可能です。

・ビデオと画面共有の両方を録画でき、仮想背景やノイズ抑制の設定

・最大で15分間録画 など

Zoom Clipsベータ版が今年の8月にリリースされたばかりということもあり、今後新しい機能が追加されることも考えられます。詳しくは、Zoom Clipsの公式HPをご確認ください。

使用条件

・Zoom One Basicを含むすべてのZoom Oneユーザー

・Windows および macOS 用 Zoom デスクトップ クライアント: バージョン 5.15.5 以降

設定

Zoomポータルにログイン(アプリを起動ではない)→設定→[Clips]タブ→一般[クリップ]の右側にあるトグルをクリックし、有効に設定

(オプション)

メール通知[初めて閲覧されたときに自分自身に通知する][新しいコメントを受け取ったときに自分自身に通知する][返信を受け取ったときに自分自身または閲覧者に通知する]を有効にする

操作方法

Zoomポータルを開いた後、赤枠で囲ってあるCreate Clipをクリックします。その後Zoomアプリに遷移し、クリップを作成することができます。

アプリからクリップ作成の場合は、画面上部のメニューから【クリップ】を選択することで作成可能です。

クリップ作成時の画面は

・画面共有のみ

・画面共有とビデオ

・ビデオのみ を選択することができます。

動画を営業メールに組み込むことで得られる効果

冒頭でもお話ししたように、Zoom Clipsの機能は動画を営業メールに組み込むシーンにも活用することができます。

Salesloftの調査によると、動画をメールに組み合わせることで、動画をメールに組み合わせなかった場合と比べて返信率が26%も高まるという結果が出ています。

また、以前ご登壇いただいたIntel出身のBtoBコンサルタントのPam Didner氏によれば、「アメリカではBtoBセールスの現場で、見込み顧客に対して商談前後で短い動画を撮って添付することが多い。内容は挨拶や商談のお礼、サービスの簡単な紹介など各営業段階に応じて多種多様です。テキストだけでなく、動画があることでより個別感や親近感を醸成しやすいので活用することをおすすめします。」とのことでした。

実際に営業メールに動画を組み込んだ際のイメージは以下の画像です。

本文の内容は以下をご覧ください。

メール内容日本語要約:

マークさんこんにちは。

貴社は見込み顧客との商談の日程調整に苦労されているとのことですが、SellEverythingを使えば、この問題を解決することができます。

私が貴社のためにできることについては、以下の動画をご覧ください。

ご相談のご予約については動画からお願いいたします。

実際に海外では、上記のように営業関連のメールにZoomやloomなどで撮影した短い動画を添付し、顧客とのやり取りを円滑にする取り組みがされています。

まとめ

Zoom Clipsベータ版は、普段の業務における情報共有から、オンラインイベント後の商談獲得を促進する営業メールまで、幅広いシーンで効果を発揮します。この機能を営業メールに組み込むことで、より具体的で分かりやすい情報提供が可能となり、オンラインイベントの成功に役立ちます。

営業メールの作成においてZoom Clipsベータ版を活用することで、より効果的なコミュニケーションを構築し、商談成果を向上させる手段として本記事をご活用いただけると幸いです。