LiveStormCEO登壇ウェビナー【海外最新ウェビナートレンド&ノウハウ】Q&Aセッション編
はじめに
2020年に約30億円の資金調達を達成した、ウェビナープラットフォーム企業「Livestorm」のCEO兼共同創業者であるGilles氏をお招きし、海外の最新ウェビナートレンドと成果を上げるためのノウハウについてお伺いしました。 また、モデレーターとして株式会社OTSUNAGIの茂木様にご登壇いただき、日本のBtoBウェビナー事情や担当者が抱えているお悩みなどについてのコメントをいただき、大変盛り上がるセミナーとなりました。
こちらの記事では、当日に行われたQ&Aセッションの内容と、セミナー当日に回答しきれず、後日テキストにて回答していただいた内容の一部をまとめてお伝えします。
目次
Q&Aセッション(当日)
Q&Aセッション(後日回答)
- ウェビナー成功事例の探し方は?
- ウェビナー実施における最適な技術スタックは何?
- イベント開催前後でやるべきフォローアップとは?
- コンテンツを再利用する仕方は?
- ウェビナーの集客数を最大化させるためにできることは?
- Livestormの機能:VES*数値の活用法は?
Q&Aセッション(当日)
イベント当日、参加者からGilles氏への質問を募集し、リアルタイムでのQ&Aセッションを行いました。参加者からいただいた質問とそれに対するGilles氏の回答をお伝えします。
ウェビナーのパスワード機能は必要?
以前、別の大手海外ウェビナープラットフォームの方から、ヨーロッパでは、オンラインセミナーを見る際にパスワードの入力が求められる仕様が好まれないと聞きました。Livestormでも同様の傾向がありますか?
Livestormでは、オンラインセミナーを視聴する際にパスワード入力を必要としていません。パスワードが必要なのは、プライバシー保護やセキュリティの面で特に必要な場合であり、外部向けのマーケティング活動などでは通常不要です。 Livestormはセキュリティがしっかりしているため、セキュリティが機能している場合はパスワードを求めない方が参加者にとって利便性が高まります。参加者にとって参加する際のステップを増やしてしまうので、基本的にはパスワードは必要ありません。
茂木さん宛ての質問もあり、チャットで回答していただきました。
他社セミナーの分析方法は?
他社のセミナー分析の具体的なやり方を知りたいです。
【1回目プロンプト】
あなたはプロのウェビナーマーケターです。下記は過去に優秀な成績だったセミナーリスト
です。これらの内容を見て、再現性のある登壇内容のルールを提案してください。
〔セミナーリスト〕
・過去よかったセミナーのタイトル①
URL
・過去よかったセミナーのタイトル②
URL
・過去よかったセミナーのタイトル③
URL
・他社で真似したいセミナーのタイトル①
URL
・他社で真似したいセミナーのタイトル②
URL
・他社で真似したいセミナーのタイトル③
URL
【2回目プロンプト】※出てきた答えに返信する形で以下を聞きます。
今述べられたルールを適用して、以下のテーマでセミナー案を5つ考えてください。
〔テーマ〕
◯◯◯、◯◯
Q&Aセッション(後日回答)
ここからは時間の都合上、イベントで回答しきれず、Gilles氏に後日テキストにて回答いただいた内容についてお伝えします。
1.BtoB企業のウェビナー成功事例は?
【質問】BtoB企業における具体的な成功事例を教えてください。
BtoB企業における具体的な成功事例は、Livestorm Webサイトの「リソース」セクションから成功事例を見ることができます。また、Zapier と Notion のウェビナー事例を参照するのがおすすめです。これらは非常に実用的で教訓的で、ブランディングを考慮した適切なプレゼンテーションになっています。
2.ウェビナー実施における最適な技術スタックは何?
【質問】ウェビナーを実施するにあたり、最適なツール/テクノロジースタックは何でしょうか。
Livestormは、登録ページ作成、ライブ配信、メールのリマインダー機能など、ウェビナーの企画運営において最初から最後まで1つのツールだけで済むため便利です。
しかし、自社のマーケティングオートメーション(MA)ソフトをページとメールに使用したいといった柔軟性を求める顧客も多く、その中でもHubSpotを好む人が多いです。高度な自動化のために、Zapierを組み込むこともできます。ストリーミングの設定に関して、より映画のようなレイアウトにしたい場合、OBSの利用を検討し、Livestormに接続することをおすすめします。
3.イベント開催前後でやるべきフォローアップとは?
【質問】イベント開催前後でやるべきフォローアップは何ですか? (リマインドメール、開催後の 御礼メール、アンケートの配信、登壇資料の配布など)
ウェビナー終了時には、参加者に行動喚起(Call To Action)を行う重要なステップがあります。 ウェビナー終了後、アンケートを提示し、ウェビナーの評価を収集します。その後、翌日にフォローアップを行い、購買(成約)の可能性を探ります。もし成約につながらない場合、参加者をマーケティングのナーチャリンググループに移動させ、新しいウェビナーへの招待やコンテンツの更新情報を提供します。
4.コンテンツを再利用する仕方は?
【質問】ウェビナーコンテンツの再利用について、SNSや記事なども事前にKPIを策定した上で、進めているのでしょうか。
通常、過去に効果が証明されたコンテンツを再利用しています。具体的には、インタビューやブログ投稿、LinkedIn の投稿です。インタビューは主にトランスクリプト(文字起こし)なので、非常に簡単に再活用することができます。
ブログ投稿は SEO 対策が重要です。トランスクリプトを使用して同じトピックに関する記事を書き、キーワードを詰め込んでいきます。LinkedIn の投稿は、LinkedIn ネットワークを通じて認知度を高めるために活用します。
5.ウェビナーの集客数を最大化させるためにできることは?
【質問】ウェビナーの集客に苦戦しています。ウェビナーを開催する際に、どのような集客を行えば良いでしょうか?
最もおすすめなのは、ウェビナーの開催前にプロモーションを広く行うことです。イベントの 2 週間前から前もって招待状を定期的に送り、Web サイトやメールの自分の署名部分など、イベント登録用リンクをあらゆる場所で目立たせて、イベントの申込がどんどん入るようにします。 Web サイトのトラフィックを可能な限り活用しましょう。 これが低コストで高価値の施策です。
6.Livestormの機能:VES*数値をどのように活用したら良い?
【質問】イベントでお話いただいたVESを活用しているのですが、以下の数値がいまいちわかりません。*VES:Livestormでは、NPS(Net Promoter Score)をウェビナー用に置き換えたもの
1.投票は何件実施されましたか?
2.平均で何人の参加者が投票に参加しましたか?
これまでとこれからの統計を取り、商談化などの統計も取ってみたいのですが、すでにデータはありますか。
こちらの質問に対するGilles氏の回答とともに、Livestormが提唱するVESについて詳しく解説した記事を後日公開いたしますので、しばらくお待ちください。
おわりに
今回の記事では、セミナー当日に行われたQ&Aセッションの内容を要約してお伝えしました。自社に取り入れやすいすぐに真似できるノウハウがたくさんある内容だったのではないでしょうか。今回のウェビナーノウハウが皆様のお役に立てれば幸いです。
「海外の有名スピーカーを呼びたいがノウハウがない」といった場合でも、イベントの主旨をお伺いしたうえで、ご予算やテーマ、ターゲットなどの条件に合った海外トップランナーをご提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください!