Zoomアプリ紹介!「sesh」の使い方&使用感レポ
はじめに
グループディスカッションなど、参加者が主体的に参加するタイプのオンラインイベントを開催する際、進行しながら同時にタイムマネジメントを行うことは難しいですよね。予定していた時間よりもイベントが長引くと、参加者の集中力が低下してしまいます。また、ポーランドのツール会社であるQuidlo Timesheetsによると不適切な時間管理により従業員の燃え尽き症候群や仕事の質の低下につながると言われています。
今回の記事では、わずか3分でオンラインイベント本番のスケジュールの登録ができるアプリ「sesh」についてご紹介します。
目次
「sesh」基本情報
「sesh」では、事前に登録したアジェンダをZoom画面に表示させることができます。また、経過時間も一目で確認できるため、アジェンダに従いながら円滑に進行することも可能です。
注意点として、このアプリはZoom Meetingでのみ利用可能であり、Zoom Webinarでは使用することができません。「sesh」でタイムスケジュールとして登録できる機能は以下の5つです。
- ディスカッション
- 投票
- アイスブレイク
- 個人ワーク
- ファシリテーション(Rounds)
アジェンダを表示させるだけでなく、参加者のエンゲージメントを高める機能が多数あることも「sesh」の魅力のひとつです。
日本語対応
日本語対応はしておらず、英語での表示となります。しかし、ホームページからWeb上で設定する場合は翻訳機能を使うと日本語で表示され、操作に困ることはありません。
ツールの使い方
「sesh」へのログインは、公式ホームページやZoomのアプリ機能から可能です。アジェンダを設定する場合、Zoomアプリから設定すると、英語での設定画面になってしまうため、ここではホームページからの設定方法を3つのステップでご紹介します。
Webブラウザからの設定
①サインイン
ホームページからサインインをし、「議題の作成」を選択します。
②アジェンダの作成
選択すると、議題の作成画面に変わります。議題のタイトルやアジェンダを選択し、変更していきます。アジェンダは左下の「+議題」を押すと追加できます。
③アジェンダの詳細設定
アジェンダの「Details」には、リンクを挿入することも可能です。当日に使用したい資料のリンクを貼り付けておくことで、別のタブで資料を開くなど、資料を探す手間も省くことができ、資料整理にも役立ちます。
以上でアジェンダの登録は完了です。
次に、登録したアジェンダの内容がZoomにどのように反映されるのかをご紹介します。
Zoomアプリから設定
①Zoonからログイン
アジェンダ登録後はZoomを開き、アプリから「sesh」を選択します。
②アジェンダの選択
アプリにログインし、「sesh」のWebブラウザ上で設定したアジェンダを選択します。
選択後、以下のように表示されるのでミーティングの開始と同時に「Start」をクリックします。
③操作を確認
使用中は以下のように、白い傍線がプログラムのところに表示されます。この白い傍線は「Start」ボタンを押してからの経過時間に合わせて移動するので、プログラムの現時点での進捗を確認することができます。
ただし、時間通りに進まなければ、強制的にアジェンダが進んでいく(例えば勝手に投票機能が出てくる)ことはないので、ご安心ください。
料金プラン
料金プランは、月額と年額に分かれています。無料プランではミーティングの参加者数は4名が上限ですが、有料プランにすることで、ミーティング参加者数を無制限に増やすことができます。
詳細は以下の通りです。
ツール使用の感想
ミーティング中、次のアジェンダや資料、時間を確認するために、複数のタブやファイルを開くことに悩まされていましたが、「sesh」を利用することで、一目で管理できるため、とても便利な機能だと感じました。日本語対応はされていないものの、設定方法が簡単で、英語が苦手な筆者でも苦労せずに操作できました。
おわりに
この記事では、「sesh」の基本的な機能と使い方を紹介しました。「sesh」は、会議中にアジェンダを確認し、タイムマネジメントに役立つツールです。Zoomミーティングを行う際には、ぜひこのツールを活用してみてください。