AIツール紹介!ボタン1つでノイズキャンセリングができる「Krisp」の使い方&使用感レポ

AIツール紹介!ボタン1つでノイズキャンセリングができる「Krisp」の使い方&使用感レポ

Published On: 2024年1月26日Last Updated: 2024年1月26日

はじめに

ZoomやGoogle Meetsを活用したオンラインイベントや会議中、ミュートを解除している人の周囲の音が聞こえ、声が聞き取りにくかったという経験はありませんか。
この記事では、周囲の音を簡単に消してくれるKrisp社のAIツール「Krisp」を、実際の使用感と併せてご紹介します。

Krispとは?

「Krisp」とは、アメリカのソフトウェア開発会社Krispが提供しているAIツールです。オンライン会議などで、背景の音声、ノイズをカットしてくれるアプリです。
「Krisp」では、ノイズキャンセリングや会議の文字起こし、会議メモの作成ができます。

ボタン一つでノイズキャンセリング

いくつか機能がある中で、今回はノイズキャンセリングを行ってみました。
無料のアプリインストールから、たったの4ステップで利用することができました。
はじめの設定さえできれば、その後は自動でソフトが起動し、ノイズキャンセリングを行ってくれます。

【実際の操作画面(ソフトインストール後)】

※インストールはこちらから→ https://krisp.ai/enterprises/

ステップ1:カレンダーと接続
カレンダーと接続すると実際に会議中のメモをとってくれますが、このステップをとばしてもノイズキャンセリング機能は使用できます。

 

ステップ2:使っているプラットフォームの選択
メインで使用しているオンラインミーティングプラットフォームを選択します。

 

ステップ3:Krispの設定方法を確認
ステップ2で選択したプラットフォームでのKrisp設定方法を紹介してくれます。

 

ステップ4:ミーティングを開始
ミーティングを開始すると自動でソフトも立ち上がり、ノイズキャンセリングのオン・オフを切り替えられる画面が表示されます。

実際にノイズキャンセリング機能の使用前後の比較動画をご覧ください。周囲のザーッという雑音が非常にクリアになったことが分かります。

どういうシーンで使えるか

ミーティングやオンラインイベントを実施する際に使えます。
ノイズキャンセリングをオンにしておくことで、自分が話す際に周りの音を気にせず話始めることができます。
また、周りの音が気にならなくなるため、少人数でのミーティングなどでは、逐一マイクをミュートにしなくても問題ありません。

実際に使ってみて感じたメリット・デメリット

メリット:周りの音をきれいに消してくれます。私が実際に使用した際には、時計の秒針の音まで消してくれました。イヤホンするのが得意じゃない人には、ありがたいアプリです。また、窓を開けたままミーティングをつなぐことも可能になり、ストレスを感じません。

デメリット:特にありませんが、強いてあげるならばイヤホンを使用すると、周りの音をあまり拾わなくなるため、使う必要がないです。

料金体系とその内容

〇 無料:個人向け
料金:$0
内容:1日あたり60分間のノイズキャンセリング
   1日あたり2件の会議メモ
   無制限の文字起こし

〇 プロ:小規模チーム向け
料金:$8(約1,200円)/月
内容:無料機能に加えて、無制限のノイズキャンセリング
   無制限の会議メモなど

〇 企業:企業やコールセンター向け
料金:カスタム
内容:プロ機能に加えて、分析ダッシュボード
   プレミアムサポートなど

日本語対応度

日本語対応はありません。そのため、英語が苦手な方は、設定を行う際はGoogleやDeepLの翻訳機能を使用して進めていくことをおすすめします。しかし、実際に使用する際はアプリが自動的に起動し、オン・オフの切り替えをするのみなので、英語がわからなくても問題ありません。

参考リンク

https://krisp.ai/enterprises/

まとめ

今回は、ボタン一つでノイズキャンセリングを行ってくれるKrisp社のAIツール「Krisp」に関する説明と、実際に使ってみた感想についてご紹介しました。

使ってみた感想をまとめると、設定さえできてしまえばすぐにノイズキャンセリングが使用できるため、課金なしであれば毎日の朝会などでの利用に便利であると感じました。

以上、ノイズキャンセリングをしてくれるAIツールのご紹介でした。
この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
ぜひ、AIツール「Krisp」を使ってみてください。