海外講師の講演会費用を徹底解説|来日とオンライン講演の費用相場はどのくらい違う?
海外から講師を招く場合、講演会にかかる費用相場は、どのくらいかご存じですか?BtoBのイベントでは、海外から著名人を招くことで他社との差別化を図れます。しかし、講演会にかかる費用相場は、日本の講演会と大幅に異なります。この記事では、海外講師を講演会に招く際にかかる費用項目や、来日講演とオンライン講演の費用の差、さらには講演費を抑えるための方法についてお伝えします。
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来日講演とオンライン講演の各メリット・デメリット
まずは、来日講演とオンライン講演の各メリットとデメリットを見てみましょう。
①オンライン講演
●メリット:
・柔軟なスケジューリング:時差や移動を気にせずスピーカーを招待可能。
・低コスト:物理的な会場手配が不要で、交通費・滞在費もかからない。
・より多くの参加者:オンラインイベントならどこからでも視聴者が参加しやすい。
●デメリット:
・臨場感の欠如:画面越しでは、リアル感に欠ける。
・技術的なリスク:接続トラブルや通信環境による影響が懸念される。
②来日講演
●メリット:
・会場での臨場感:スピーカーとのリアルな対話や質疑応答が可能。
・ネットワーキングの機会:参加者同士やスピーカーと直接交流できる。
・企業ブランディング効果:豪華なイベントとして注目されやすい。
●デメリット:
・高コスト:移動・滞在費や会場手配のコストがかかる。
・日程調整の難しさ:講師のスケジュールや国際情勢に左右されやすい。
来日講演とオンライン講演の費用相場を比較
では、海外講師を講演会に招く際、来日講演とオンライン講演で費用相場にどのくらいの差が出てくるか、実際の海外講師を例にお伝えします。
※どちらも60分間、同一テーマの講演で登壇を想定した金額です。
①オンライン講演の場合:約410万円
②来日講演の場合:約1,162万円
海外講師に最新の謝礼を確認するまでは、オンライン講演の2倍程度かと考えていたのですが、実際には約3倍の予算が必要であるという結果になりました。
海外講師の講演費用の内訳
では、来日講演はなぜこんなに高額になるのでしょうか?各海外講師によって多少異なりますが、今回の海外講師が提示した内容は以下のものでした。
1.謝礼:約410万円(27,500USD)
2.航空券:約630万円(東京⇔サンフランシスコのファーストクラスを2枚(本人+秘書用))
3.空港から講演会場までの送迎:約2万円(羽田空港⇔東京都23区内を想定)
4.宿泊費:約100万円(ザ・ペニンシュラ東京のプレミアコーナールーム5泊)
5.食事代:約20万円(東京での5日間の食事)
驚いたのが、宿泊施設はホテルだけでなく、お部屋まで指定いただいたことです。恐らく、何度も来日講演をされているので、お気に入りのホテルなのでしょう。(他の方は、ホテルの指定まではなかったものの、やはり5つ星レベルのホテルを指定されることが多いので、ある程度値が張ります。)食事代は明確に金額の提示がなかったので、これも前後する可能性はあります。
航空券代については、購入時期や購入日、購入方法によって金額がかなり変動するため、一概には言えませんが、ファーストクラスのチケットが高額であることに驚きました。ただ、この方だけでなく、弊社が仲介させていただく海外講師は皆さん、ファーストクラスのチケットをお望みです。(今回は、JALやANAの直行便の金額を参照しています)
また、ヨーロッパからもアメリカからも日本はある程度離れている点も費用が高騰する要因の1つです。旅の疲れを加味して体調を万全に整えたうえでイベントに臨むとなると、来日してすぐに登壇して帰国、というわけにはいかず、1日だけ登壇する場合でも最低3日は滞在期間が必要とされるケースが多いです。
来日講演の費用を抑える方法
「来日講演してほしい!でもこんなに費用は捻出できない!」そう思った方に、来日講演の費用を少しでも抑える方法をお教えします。
それは、ずばり「他のイベントに便乗すること」です。有名な方の場合、年に数回、来日講演をしているケースがあります。そのタイミングを狙って自社イベントに登壇してもらえれれば、航空券代は負担しなくて済みますし、宿泊費もかからない、もしくは安く済む可能性が高いです。
他社イベントと登壇者が重複する点さえ目をつむれば、これが唯一の来日講演の費用を抑える方法です。
「この人にぜひ来てほしい!しかし予算が少ない」という場合は、「今年の来日講演の予定はあるか?」と確認すると良いでしょう。イベントの日程の自由度は減りますが、コストを大幅に抑えられます。
選択のポイント/どちらが向いているか?
オンラインも来日もどちらもそれぞれメリット/デメリットがあります。こればかりは、やはり予算やイベントの目的次第なので、条件を照らし合わせたうえで決定することをおすすめします。私たちは、ご指定の海外講師の登壇支援はもちろん、テーマさえ決まっていれば条件に合う適切な海外講師の登壇をサポートいたします。ぜひ、来期の大型イベントに向けてお気軽にご相談ください。費用の確認までは無料でさせていただきます。
・海外講師を招いたイベント企画支援サービス:https://japan-toprunner-marketing.com/service-event