
BtoBイベントに海外スピーカーを招く6つのメリット
BtoBイベントで見られる「差別化」の難しさ
BtoB企業のイベントの課題として、よく挙げられるのが「他社イベントとの差別化」です。特に国内の大型BtoBイベントでは、登壇するゲストの顔ぶれが似たり寄ったりになっており、登壇者かぶりが発生しています。他社イベントと差別化ができていない場合、以下のようなデメリットが予想されます。
①新規顧客獲得の機会喪失
申込者が既に他社のイベントでその登壇者の同じテーマの話を聞いたことがある場合、申し込んでもらえる可能性が低くなります。結果的に、イベントを何度も開催しても、いつも獲得できるリードが同じになり、新規顧客開拓につながらなくなってしまいます。
②集客力の低下
同じスピーカーが他社イベントに頻繁に登壇していると、広告やSNSでの集客といったプロモーションの成果創出が難しくなります。プロモーションの一環として、登壇者を魅力としてアピールしようとしても、他のイベントと重複しているため、ユニークな訴求ポイントを作りづらくなります。
③参加者の期待値の低下
参加者は、イベントで新しい視点やユニークな体験を期待しています。同じスピーカーが他のイベントで同じ内容を話していると、その期待に応えられず、参加者の満足度が低下します。これは、リピーター参加者の減少にもつながり、イベントの価値が下がる原因となります。
これを防ぐためには、独自性の高いスピーカーを招聘することが重要です。「独自性の高い」とは、つまり他社のイベントでは見たことがない登壇者を指します。他社イベントでは見ないようなスピーカーを招くことで、上記のような3つのデメリットを解消できます。差別化をするうえで最もおすすめなのが、海外トップランナーをスピーカーとして招くことです。
BtoBイベントにおける海外トップランナーの役割とは?
④新たな視点の提供
日本のBtoB SaaS市場は、海外から持ち込まれた概念や手法に関連するサービスが多いです。(例えば、セールスイネーブルメントやインサイドセールスなど)そのため、海外の方が事例やノウハウが日本よりも多いことがほとんどです。国内スピーカーからその領域のトップランナーや事例を探すのは母数が少なくなり難しいですが、海外にはごまんといます。海外有名企業で実績を積んだ海外トップランナーの経験は、実務や実際の成功体験からの学びを含んでおり、参加者に新たな発想やアプローチ、アイデアを提供します。
海外トップランナーの定義
イベントで成功するために重要なスピーカー、その中でも私たちが定義する海外トップランナーの定義は以下です。

例えば、過去の事例からご紹介すると、AI分野では、実際に生成AIを活用したビジネス変革を成功させたアメリカの大企業における事例を何個も知っているOpenAI市場浸透戦略責任者のZack Kass氏や、Salesforceの黎明期においてインサイドセールスチームを立ち上げ莫大の利益をもたらしたAaron Ross氏などが挙げられます。
他にも、特定の領域に関する本を執筆していてAmazonで高評価レビューが3桁以上ついている方(例:組織論の権威で『LIFE SHIFT』の著者リンダ・グラットン氏など)もトップランナーに該当します。
スピーカーとしては話の内容はもちろん、集客力があるかも重要な選定要素となるため、今世の中のトレンドとしてニーズがある企業/テーマかどうかも判断します。
BtoBイベントでの実際の効果:海外トップランナーがもたらす具体的なメリット
ここからは、実際に弊社がBtoB企業向けイベント企画をご支援したクライアント様からいただいた声をもとに、海外トップランナー登壇により得られた具体的なメリットをご紹介します。
⑤BtoBイベントの質の向上
海外トップランナーをイベントに招くことで、独自の価値を付加できます。
- 最新のトレンド情報の提供
- リアルタイムの業界動向
- 革新的な技術や方法論の紹介
- グローバル企業における成功事例の共有
- 実務に役立つ具体的な事例の共有
- 実際のプロジェクト経験からの学び
- 課題解決のための実践的アプローチ
- 異業種からの応用可能なアイデア
- 競争優位性の獲得
- 市場動向の先読みと対応策
- 新規事業のアイデア獲得
- 事業成長や自社課題解決のための戦略的ヒント
他社のイベントでは得られないような話を聞くことができるため、参加者からは「ウェビナーなので流し見しようと思って参加したけど、内容が面白すぎて最後まで見入ってしまった」、「今まで知らなかった、明日から使える実践的なノウハウが盛りだくさんだった」、「これが日本で、しかも無料で見られるなんてすごい」といった声を頂戴しています。
実際に、クライアント様からは「多くのセッションがある中で、途中退出者がゼロだった」や「参加者満足度が過去最高を記録した」といった評価をいただいています。
⑥BtoB企業のブランド強化による新規顧客・採用候補者獲得
海外トップランナーとの情報発信を継続することで、その企業のブランディングを強化できます。実際にあったメリットは以下の通りです。
- メディア露出の増加:OKRに関するサービスを提供するResily様のセミナーでアメリカ大手自動車メーカーFordのプロダクトマネージャーに登壇いただいたところ、翔泳社様が運営するWebメディア「ProductZine」に取り上げられた。他にもopenpage様のイベントでGainsightCEOのニック・メータ氏に登壇いただいたところ、カスタマーサクセス業界の参加者自らが「GainsightCEOのニック氏の話を生で聞けるなんて!」といった参加への期待コメントや「内容がとにかく面白い」といった参加中のコメントをSNSで多数投稿していた。
- 企業イメージの向上:UXリサーチサービスを提供するポップインサイトで2か月に1回の頻度で海外UXセミナーを開催していたところ、「ポップインサイトさんは、UX業界の中でも質の高い情報発信をしている」といった認識が広まり、勉強意欲の高いUXリサーチャーが多数参加するセミナーとなった。
また、GoogleのUXリサーチャー登壇セミナーを視聴した参加者に架電した際、「ポップインサイトさんってGoogleとお取引がある企業さんなんですか?」と聞かれた。 - 新規顧客や採用候補者の獲得:UX業界の参加者が集まる場となった結果、セミナー申込者からの成約はもちろん、参加者の紹介から受注につながるケースが複数発生。また、「海外セミナーをしている=面白い他社とは違う取り組みをしている会社」と認知され、セミナー参加者の中から採用応募者が増え、転職に至るケースも見受けられた。
BtoBイベントへ海外トップランナー招聘する際の壁と対策
海外トップランナーの招聘には、言語やリソースの課題がつきものです。交渉や法務面にも詳しくなければいけません。社内で進める場合は、英語が堪能なスタッフを確保しなければならず、メインの業務と並行して海外スピーカー企画を進める必要があるため、業務量過多になる傾向があります。
海外トップランナーを講師と相性のいいテーマについては、以下の動画で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
海外トップランナーを招いたイベント企画ならトップランナーマーケティング
私たち株式会社トップランナーマーケティングは、イベントの概要をお伝えいただくだけで最適な海外スピーカーの選定から、翻訳や通訳手配のサポートまで、全面的にサポートいたします。候補者の探索は無料ですので、お気軽にご相談ください。