海外トップランナー招致イベントが企業にもたらす6つの価値

海外トップランナー招致イベントが企業にもたらす6つの価値

Published On: 2023年6月12日Last Updated: 2023年6月14日

私たち「株式会社トップランナーマーケティング」は、GoogleやMetaなどの海外のグローバル企業で活躍するトップランナーを招いたオンラインイベントの企画サービスを提供しています。設立3年で計30回以上、多種多様なクライアント様のイベントの成功に貢献してまいりました。

クライアント様の実例も交えつつ、このような海外トップランナーとのイベントが企業にもたらすメリットについて考察します。「ウェビナーをどう活用すればいいのかわからない」といったお悩みを抱える方にもおすすめの内容です。

1.ブランド価値の向上

ブランド価値の向上

世界的に有名な企業のトップランナーと協力することで、企業のブランド価値を高め、社外からの信頼を得ることが可能になります。

実際に前職のポップインサイトであった出来事なのですが、当時GoogleやUberなどの海外UXリサーチャーを招いたイベントを定期的に開催していました。すると、ある時クライアント様から「ポップインサイトさんってGoogleやUberとお仕事されてるんですか。すごいですね!」とお声がけいただきました。

実際にはそのような海外企業とのお取引はなく、登壇いただくのみの関係性でしたが、対外的にはあまり有名でないベンチャー企業でも、世界的グローバル企業とビジネスをしているように見えたようです。
このように海外トップランナーとの継続的な情報発信は、新たなパートナーシップの開拓クライアントの獲得に結びつきます。

2.採用力の強化

採用力の強化

前述の「ブランド価値の向上」に付随しますが、海外トップランナーとのイベント開催は、採用力の強化につながります。

クライアント様であるOKRのクラウドツールサービスを提供しているResily様のウェビナーに、アメリカの大手自動車メーカーであるフォード自動車やOKRが浸透していることで有名なGoogleなど、海外有名企業でOKRを活用しているトップランナーをスピーカーとして計6回招致しました。すると、しばらく経ったある日のミーティングで、人事の方から「応募者から海外セミナーを見ましたと言われることが多い」とのコメントをいただきました。

他にも海外トップランナーを招いたオンラインセミナーに参加し、「面白い取り組みをしている企業だな」と感じて主催していた企業の情報を調べ、実際にその会社に転職した方もいます

海外のトップランナーとの情報発信を積極的に行っている日本企業はまだまだ少ないので、イベントをきっかけに会社を知ってもらい応募者を増やすことが可能です。

海外トップランナーとのイベントを開催するだけでなく、求人サイトの募集ページや会社概要資料に海外トップランナーとの取り組みをアピールするのも良いでしょう

3.従業員のモチベーション向上・スキルアップ

従業員のモチベーション向上・スキルアップ

海外トップランナーから直接学べる環境は、従業員の学習意欲を刺激し、モチベーションを高めます
実際に私がこの仕事で最もワクワクするのは、海外のトップランナーと直接オンラインで会話するときです。誰もが知っている有名な世界的企業の方や、日本の書店でよく目にするビジネス本の著者と直接対話できる機会はなかなかありません。彼らと直接話せなくても、彼らが私たちに対し発信してくれる内容はとても新鮮で新しい視点を与えてくれ、非常に刺激を受けます。

以前イベント企画の支援をさせていただいた、株式会社ギブリーで執行役員を務める山根様からは「Metaの人事担当者から最新の採用手法を聞くことで、社内メンバーの視座が上がった」とのコメントをいただきました。Metaでエンジニア採用マネージャーを務めるAustin氏にご登壇いただいたのですが、日本における採用に対する考え方やアプローチ方法とかなり異なっていて、非常に興味深い内容でした。
参考:https://toprunner-marketing.co.jp/casestudies/givery/

このように海外トップランナーとの交流により、新たな視点やアイデアが生まれ、組織全体の創造性や革新性が向上します。
イベント当日にメンバー全員に参加してもらうのは難しいことが多いため、オンラインイベントを別途アーカイブ配信し、社内勉強会を開催するのもおすすめです。

4.営業や開発、人事で活用できる最先端の知識・情報の獲得

営業や開発部門で活用できる最先端の知識・情報の獲得

海外のグローバル企業で活躍するトップランナーから直接学ぶことで、最新の市場トレンド、技術動向、ビジネス戦略、人材育成手法を理解することができます

特におすすめなのが、海外トップランナーにインタビュー形式で質問に答えてもらい、それをコンテンツ化してイベントに活用するやり方です。一般的なプレゼンテーションでは、こちらからある程度のテーマや要望を登壇者に伝えてそれについて資料を作り、話していただく流れを取りますが、インタビュー形式では回答に合わせて別の質問を追加し、内容を深堀して聞くことが可能です。

日本と海外では文化や制度などが異なるため、一概に全て応用できるわけではありませんが、似たような課題に直面しているケースは多々あります。

以前、イベント用ではなくあくまでも社内向けではありましたが、「どのようにUX文化を社内全体に根付かせれば良いか」というテーマで海外企業にインタビューをしたいというご依頼がありました。そこで、私たちは数多くの海外の論文や記事を読み、その中で「Yahoo!でUX文化を根付かせた方法」に関する論文を見つけ、その著者の1人であるMetaのUXリサーチディレクターの方とのインタビューをセッティングしました。
インタビュー当日、クライアント様は自社の採用や人材育成、社内浸透やクライアント理解の獲得方法など、多くの企業が直面するであろう非常にリアルな課題に関して、MetaやYahoo!でどういった形で取り組んでいるかをヒアリングをされていました。回答内容はどれもとても具体的で、今すぐ実践できるものも数多くあり、大変ご満足いただけました。

また、営業シーンでは見込み顧客に対し、海外の最新情報を織り交ぜながら話をすることで、他社の営業担当者との差別化や信頼感アップにつながります。セールス資料にも、登壇者の話した内容を載せるとより説得力が上がります。

他にも、開発視点では自社の事業戦略や製品開発を推進する際の重要な情報源となりえます。自社製品の海外進出を検討している方は、現地のターゲット企業の担当者にどのようなツールを使っているか、そのツールの良い点や悪い点はどこかヒアリングすることで、海外進出を本格化する前段階で製品開発にそれらの情報を活かすことができます。

5.クライアントとの関係性強化

クライアントとの関係性強化

海外の情報を聞く機会はまだ限られているので、クライアント様を個別にイベントにお誘いすることで関係性を強化できます

特にクライアント様と電話で話す機会の多いインサイドセールスの架電フックにおすすめです。配信したイベント告知のメルマガは見られていないケースが多いので、電話で「せっかくの機会なので是非ご参加いただきたくてお電話しました」とお誘いすると、特に喜んでいただけることが多かったです。

もし日程が合わなくてご参加いただけなくても、アーカイブ配信があれば後日、個別に視聴用URLを送り、クライアント様に有益そうな部分を抜粋してお伝えするのも非常に良いでしょう。

また、クライアント様のみ参加可能なクローズドイベントを海外トップランナーと開催するのもおすすめです。その場合は、一般的なウェビナーのような形ではなく、同時通訳を招いたディスカッション形式にすると、海外トップランナーとクライアント様が直接交流できるため、満足度も上がります。他社では味わえない特別感を演出でき、自社のブランド価値や信頼性が増します。

このように、自社が提供する価値を共有する機会をクライアント様と共に経験することで、ビジネスパートナーとしての関係性を強化できます。

6.新たなビジネスチャンスの創出

新たなビジネスチャンスの創出

オンラインイベントをきっかけに海外トップランナーとのネットワークができると、新たなビジネスチャンスの創出につながります。また、共通の価値観や目標を持つ企業や個人との新たなパートナーシップを構築するための機会にもなります。

実際に前述のResily様では、イベントに登壇いただいたBooking.com出身のOKRコーチであるメラニー氏と、エルゼビア社でOKRを浸透させた実績を持つイアン氏がResily様のレコメンダーに就任しました。
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000033468.html

他にも登壇者とゲスト講師として契約することで、定期的な勉強会の開催やクライアント様へのコンサルテーションサービスの提供など、海外トップランナーとの協業による新たなビジネス創出も可能です。

こういった海外とのつながりを対外的にアピールすることで、他社との差別化が可能です。

以上のように、海外のトップランナーを招いたオンラインイベントは、リード獲得やナーチャリングといったマーケティング的な効果だけでなく、グローバル市場での競争力を強化し、持続的な成長を達成するための重要な手段となりえます。私たち株式会社トップランナーマーケティングは、クライアント様がこの機会を最大限に活用できるよう、全力でサポートいたします。お気軽にご相談ください。