AIツール紹介!3ステップで動画に字幕を付与できる「Simplified」の使い方&使用感レポ
はじめに
ウェビナーやオンラインイベントでは、録画をすることで、それらの動画をYouTubeや自社のオウンドメディアにアップロードする企業が多いです。しかし、日本語で話されている動画の場合、字幕付与をして動画を二次活用しているケースはそこまで多くありません。
字幕がついていることによって、電車など音を出せない場所でも見ることができます。また、音の聞こえない方に内容を伝えられるだけでなく、聞き取れなかった場合にも役に立ちます。
ただ、字幕付与は時間がかかり、大変な作業です。そんな作業を短時間でできるAIツールがあるのをご存じですか?
今回は、たったの3ステップで動画に字幕をつけることができる海外AIツール「Simplified」を実際の使用感と併せてご紹介します。
Simplifiedとは?
「Simplified」とは、アメリカのソフトウェア開発企業Simplifiedが提供しているAIツールです。少ない手順で動画に字幕をつけることができます。
動画に字幕をつける以外にも、「Simplified」では以下のことができます。
・広告やブログ、記事などのテキスト作成
・広告やSNS投稿、動画のデザイン作成
・動画作成
今回は、動画に字幕をつけてみたので、その方法をご紹介します。
動画に字幕を付与
簡単な操作のみで字幕を付与してくれるため、一から文字起こしする必要がなく便利です。
作成された字幕は、文章を切るところが変であったり、半角スペースが入っていたり、単語が間違っていたりするため、手作業で修正する必要がありますが、一からの文字起こし作業と比較すると大幅に工数を削減できます。
◉ Simplifiedのはじめの画面
上部「ワンクリックで字幕を追加」にある「今すぐ試してみましょう」をクリックします。
既にログインしているとこのような画面になります。
この場合、右上にある「字幕を生成する」をクリックしてください。
【実際の操作画面(サインイン後)】
以下3ステップで動画に字幕をつけることができます。
① 動画のテンプレート・スタイルを選択
字幕をつけるためのテンプレートとスタイルを選択します。
スタイルは横長、四角、縦長があるため、それぞれYouTube、Instagramの投稿、InstagramのリールやTikTokに利用可能です。
② 動画内で話されている言語を選択
字幕をつけたい動画をアップロードし、動画内で話されている言語を選択します。日本語も選択できます。言語選択ができたら、「生成する」をクリックします。
③ 字幕生成
字幕が生成されました。
以上の3ステップで字幕をつけることができます。
実際に生成した動画はこちらです。↓
さらに細かい修正を行い、完成に近づけていきます。
【細かい修正】
◉ 字幕スタイルを選択
字幕の出方やスタイルを変更できます。
◉ 字幕の編集
字幕を修正することができます。テキスト部分をクリックすることで変更が可能です。
◉ テキストスタイル、位置編集
フォントや字幕の位置を変更できます。PowerPointと同じようにクリックして、好きな位置に移動させたり、大きさを変更させたりできます。
どういうシーンで使えるか
オンラインイベントやウェビナーをYouTubeなどのSNSやWebサイトで活用する際に使えます。インタビューや対談などに字幕を付与することで、より幅広い視聴者に内容を伝えられるようになります。
実際に使ってみて感じたメリット・デメリット
メリット:3ステップで字幕を付けてくれるため、簡単に字幕付きの動画ができあがります。また、動画の画面上に被らない形で字幕を付けてくれるため、元の動画のデザインを損なわずに済みます。(ただし、選ぶテンプレートによって差はあります。)操作に関しては、PowerPointのようにクリックして文字の位置などを調節できるため、好きなレイアウトにすることができます。
デメリット:文章を切るところが不自然なため、適宜手作業での修正が必要です。無料版の場合、選べるテンプレートが少ないこともデメリットとして挙げられます。
料金体系とその内容
登録するコース(画像生成やテキスト生成など)によって料金に多少の差があります。
『動画編集版』
〇 無料
料金:$0
内容:無料のビデオテンプレートを利用可能
30以上の字幕スタイルとテンプレート
〇 プロ
料金:$19(約2,900円)/月
内容:無料+プレミアムのビデオテンプレートを利用可能
30以上の字幕スタイルとテンプレートを利用可能
〇 ビジネス
料金:$49(約7,400円)/月
内容:無料+プレミアムのビデオテンプレートを利用可能
30以上の字幕スタイルとテンプレートを利用可能
日本語対応度
日本語にも対応しています。サイト内では、一番下に言語選択する箇所があり、サイトを日本語表示にできます。
動画に付与する言語も、動画をアップロードした後に言語選択するボタンがあります。ここでは、動画内で話されている言語を選びます。(翻訳してくれるわけではなく、あくまでも文字起こしとなります。)
参考リンク
まとめ
今回は、たったの3ステップで動画に字幕をつけることができるAIツール「Simplified」に関する説明と、実際に使ってみた感想についてご紹介しました。
使ってみた感想をまとめると、簡単な操作で字幕をつけてくれるため、動画の二次利用などで活用できると感じました。テキスト間の不自然なスペースなど修正箇所があるところはネックですが、一から字幕をつける手間を考えると活用しない手はないと感じます。
以上、動画に字幕をつけてくれるAIツールのご紹介でした。この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ぜひ、AIツール「Simplified」を使ってみてください。