『においの歴史―嗅覚と社会的想像力』 『静寂と沈黙の歴史』などの著者
アラン・コルバンは、フランスの歴史学者である。19世紀、20世紀のフランス史が専門分野であり、アナール学派を代表する歴史家として知られる。
カルヴァドス県のカーン大学卒業。1959年、歴史の教授資格を取得し、リモージュのリセで一時教鞭を取った後に、1972年から1986年までトゥールのフランソワ・ラブレー大学で現代史の教授を務める。1987年から、モーリス・アギュロンの後任としてパリ第1大学の教授に就任し、19世紀史を担当している。
『においの歴史―嗅覚と社会的想像力』 『静寂と沈黙の歴史』などの著者である。彼の作品は、男性の欲望や売春、匂いや音などの感覚的な経験、1870年にドルドーニュ地方の村で起きた若い貴族の火刑事件などの主題の歴史を探求している。