『自我の源泉』 『世俗の時代』などの著者
チャールズ・テイラー(1931年11月5日生まれ)は、カナダのケベック州モントリオール出身の哲学者で、政治哲学、社会科学の哲学、哲学史、知的歴史への貢献で知られるマギル大学名誉教授である。
オックスフォード大学、プリンストン大学、バークレー大学、フランクフルト大学、エルサレムのヘブライ大学などで客員教授を務めた。2007年には、ジェラール・ブシャール氏とともに、ケベック州における文化的差異に関する合理的配慮に関するブシャール=テイラー委員会の委員を務めている。また、道徳哲学、認識論、解釈学、美学、心の哲学、言語哲学、行為の哲学にも貢献している。2007年にテンプルトン賞、2008年には社会科学と人文科学の分野で生涯の業績に与えられる世界有数の賞である京都賞、2015年には、米国議会図書館から授与される150万ドルの名誉あるジョン・W・クルージ賞(人類研究の業績)を受賞。
『自我の源泉』 『世俗の時代』『ヘーゲルと近代社会』など多数の著書を発表している。『世俗の時代』は第56回「日本翻訳出版文化賞」を受賞している。