『経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える』『迷走する資本主義』などの著者
ダニエル・コーエン(1953年6月16日生まれ )は、フランスを代表する経済学者であり思想家である。パリ経済学院教授、銀行ラザールのシニアアドバイザーを務めている。
専門は、国家債務と金融経済史である。2006年には、経済学者トマ・ピケティらとパリ経済学校(EEP)を設立。オランド仏大統領のアドバイサーであり、内閣の経済諮問委員会(CAE)委員も務め、フランス政府の経済政策に深く関与している。また、『ルモンド』紙の論説委員として社説を定期的に執筆するなど、メディアや世論に対しても大きな影響を持っている。
『経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える』『迷走する資本主義』など著書は多数あり、アメリカをはじめとして世界十数ヵ国で翻訳出版されている。『経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える』は欧州で大ベストセラーとなり、最も優れた金融・経済学の書籍に贈られる「テュルゴー金融経済学賞」(審査員特別賞)を受賞。