『学び直し ケインズ経済学』などの著者
デイビッド・バインズ(1949年5月8日生まれ)は、オックスフォード大学で教鞭をとるオーストラリアの経済学者である。
専門はマクロ経済学で、財政・金融政策の設計、金融危機、金融システムの改革などを研究している。ケンブリッジ大学では、ジョン・メイナード・ケインズから深い影響を受けたノーベル賞受賞経済学者のジェームズ・ミードとともに研究を行った。バインズのマクロ経済学の研究には、この二人の影響が反映されている。また、オーストラリア国立大学応用マクロ経済分析センターの非常勤教授、ロンドンの経済政策研究センターの研究員、欧州連合フレームワーク7のPEGGED研究プログラムの研究ディレクターを務め、欧州内のグローバル経済ガバナンスを分析した。1994年から2000年まで、経済社会研究評議会の世界経済制度に関する研究プログラムのディレクターを務めた。
著書『学び直し ケインズ経済学』は、ケインズ経済学の入門書であり、簡単なグラフを用いて現実の経済を理解する上で基本となる部分を分かりやすく解説している。