『ニンファ・モデルナ』『ヒステリーの発明』などの著者
ジョルジュ・ディディ=ユベルマン(1953年6月13日生まれ)は、哲学者、美術史家、講師、社会科学高等学院の研究ディレクターであり、著名な賞を多数受賞している。
リヨン大学にて哲学と美術史を修めたのち、パリの社会科学高等研究院にて、ユベール・ダミッシュとルイ・マランの指導を受けた。 その後、コメディ・フランセーズでの劇作やパリ第七大学の教壇などを経て、1990年からは社会科学高等研究院で美術史を教えている。ポンピドゥー・センターの芸術評議会メンバー、パリ人間・芸術・文明博物館のPrefiguration Missionの科学評議会メンバー、コートールド美術研究所(ロンドン)のフェロー、ベルリンの文学・文化研究センターの名誉会員でもある。
ルネサンスから現代美術まで幅広い研究領域で、イメージの歴史と理論に関する約30冊の本を出版している。代表作に『ニンファ・モデルナ』『ヒステリーの発明』『受苦の時間の再モンタージュ』などがある。研究を通して、19世紀の科学的図像学の問題や、20世紀の芸術潮流による図像の使用法を扱っている。