『資本主義に未来はあるか』などの著者
ゲオルギ・デルルギアンは、社会学者・歴史家であり、ニューヨーク大学アブダビ校の社会調査・公共政策学部教授を務めている。
特にコーカサス、中央アジア、アフリカにおける民族暴力、ゲリラ運動、革命、および冷戦後のグローバリゼーションを専門とする。ソビエトのモザンビーク人民共和国担当プランナーのアドバイザーを務める。1990年にソビエト科学アカデミーから歴史学の博士号を取得し、同年渡米してニューヨーク州立大学ビンガムトン校で著名な社会学者イマニュエル・ウォーラーステインに師事した。コーネル大学、米国平和研究所、ミシガン大学、ノースウェスタン大学などで教鞭をとってきた。
共著書『資本主義に未来はあるか』では、歴史社会学の立場から資本主義が直面するさまざまな脅威を明らかにし、「世界の政治経済の慣れ親しんだ構図」が数十年のうちに根本的に変化せざるをえないことを予測している。