『なぜ、脱成長なのか』などの著者
ジャコモ・ダリサは、政治生態学者、生態経済学者であり、ポルトガルのコインブラ大学社会研究センターの研究員である。
オランダ・アムステルダム大学環境研究所環境政策学部客員研究員、イタリア・バーリ大学政治学部客員教授、クロアチア政治生態学研究所上級研究員を歴任。著名な社会科学者とともに、環境正義と脱成長に関する「バルセロナ学派」の政治生態学アジェンダを推進している。彼の学術的研究は、生態経済学、政治理論、統合評価、都市政治生態学から引き出された批判的かつ革新的な枠組みを用い、社会の代謝パターンの変化とそれが生み出す環境不公正を調査するものである。
共著書『なぜ、脱成長なのか』では、人々の意識変革を誘いながら、ベーシックサービスやケア・インカムの導入、コモンズの復権など、脱成長に向け必要な政策を論じている。