『自由貿易という幻想』『EU崩壊』などの著者
ジャック・サピールは、フランスで最も有名で影響力のある異端派経済学者の一人である。
1996年からパリの社会科学高等研究院 (EHESS) の研究部長、産業化モード研究センター (CEMI-EHESS) の代表を務めている。経済学の理論家であり、多くの問題で異端的な立場をとっている。ロシア経済を専門としてモスクワ経済学院で教鞭をとる。また、戦略・防衛問題やソ連・ロシア軍の専門家でもある。近年は脱グローバリズムを支持する立場をとり、ユーロ圏の将来に疑問を呈し、フランスが最終的にユーロ圏から離脱する必要性を問題視している。
EU・ユーロの問題性を問う著書『EU崩壊』をはじめとした、一連の著作で大きな話題を呼んでいる。