『「帝国アメリカ」の真の支配者は誰か』『アメリカのイスラエル・パワー』などの著者
ジェームズ・ペトラス(1937年1月17日生まれ)は、ニューヨーク・ビンガムトン大学社会学名誉教授を務めている。
American Sociological Review、British Journal of Sociology、Social Research、Journal of Peasant Studiesなどの専門誌に600以上の論文を発表している。また、ニューヨークタイムズ、ガーディアン、ネーション、クリスチャン・サイエンス・モニター、フォーリン・ポリシー、ニューレフト・レビュー、パーティザン・レビュー、タン・モダン、ル・モンド・ディプロマティークなどの非専門誌に2000本以上の記事を掲載し、その解説はインターネット上で広く伝えられている。アメリカ社会学会功労賞、2002年度ロバート・ケニー最優秀書籍賞を受賞している。
特にラテンアメリカと中東、帝国主義、グローバル化、左派社会運動に焦点を当てた政治問題についての著作を持っている。著書『「帝国アメリカ」の真の支配者は誰か』では、国家予算、税制、外交政策を操る一方、他国の経済・社会をも支配する米国の少数エリート―米国、中国、ロシア、中南米、アフリカで展開する戦略を徹底分析し、彼らがもたらす格差と貧困の実態を痛烈に批判している。