『小さな地球の大きな世界』『地球の限界』などの著者
ヨハン・ロックストローム(1965年12月31日生まれ)は、地球規模の持続可能性に関する分野で国際的に知られるスウェーデン出身の環境学者である。
2009年には、アース・リーグのチームを率いてプラネタリー・バウンダリーの枠組みを開発し、地球が急激な変化を遂げているときに人類が発展を続けるための前提条件を提示した。ストックホルム大学教授であり、ストックホルム・レジリエンス・センターの所長として12年を経た後に、2018年10月にドイツに本拠地を置くポツダム気候影響研究所の所長となった。2010年には、雑誌Miljöaktuelltは環境問題においてスウェーデンで2番目に影響力のある人物であるとし、スウェーデンのビジネス誌VeckansAffärerからは「ソーシャル・キャピタリスト賞」を授与された。
国連機関に助言を提供したり、TEDイベントで講演したり、Netflixの映画「Breaking Boundaries」のメディアに登場するなど、公共知識人でもある。土地や水の実用利用からグローバル・サステナビリティまで、150以上の論文を発表し、Clarivate Analyticsでは世界で最も引用される研究者にランクされている。『小さな地球の大きな世界』『地球の限界』などの著書がある。