『ジェフリー・エプスタイン 億万長者の顔をした怪物』などの著者
ジュリー・K ブラウンは、マイアミ・ヘラルドに所属するアメリカの調査報道ジャーナリストである。
30年のキャリアの中で、犯罪、司法、人権問題を中心に、多くの新聞社に勤務してきた。ヘラルド紙の権威ある調査チームのメンバーとして、これまでに数多くの賞を受賞しており、中でも2018年にジョージ・ポーク賞を受賞した「正義の倒錯」は、富と権力を持つ性売買業者ジェフリー・エプスタインが、100人以上の未成年の少女や若い女性を性的虐待した疑いがあるのに、いかに秘密の司法取引を手配して終身刑から逃れることができたかを検証するシリーズである。このシリーズと、その後の2019年の彼女の執念の取材により、トランプ大統領の労働長官アレックス・アコスタの辞任、エプスタインのニューヨークでの新たな連邦容疑での逮捕、検察による性犯罪の被害者の扱い方の改革につながった。
著書『ジェフリー・エプスタイン 億万長者の顔をした怪物』は、ニューヨークタイムズのベストセラーとなった。彼女は、タイム誌の「2020年最も影響力のある100人」に選出された。