『景気の回復が感じられないのはなぜか』などの著者
ローレンス・サマーズ(1954年11月30日生まれ)は、アメリカ合衆国の政治家、経済学者である。
経済学者。労働経済、金融経済学、マクロ経済学など様々な分野で活躍し、最年少でハーバード大学教授に就任した一方、クリントン政権時代のアメリカ財務長官、オバマ政権での国家経済会議委員長、世界銀行エコノミストなど公職や準公職も歴任。研究者としてのサマーズは財政学・労働経済学・金融経済学そしてマクロ経済学など多くの分野でめざましい業績を上げた。これらの分野と比較すれば貢献度は低いものの、国際経済学・経済における人口統計学・経済史・開発経済学の分野についても多くの論文を発表している。サマーズの研究手法は経験的な経済データの分析を重視したもので、貯蓄が税控除後の利率を制御するかといったテーマを扱っている。
1987年、社会科学者として初めて全米科学財団(NSF)のアラン・T・ウォーターマン賞を受賞し、1993年には、2年に1度、40歳未満の優れたアメリカ人経済学者に贈られるジョン・ベイツ・クラーク・メダルを受賞した。『景気の回復が感じられないのはなぜか』などの共著者である。