『ユダヤ商法』『ユダヤと日本 謎の古代史』などの著者
マーヴィン・トケイヤーは、世界に約5000人いるラビ(ユダヤ人地域社会の指導者)のなかで、もっとも日本通として知られている。
1962年、ユダヤ神学校でラビの資格を取得。同年、アメリカ軍の従軍ラビとして初訪日し、1964年まで日本で過ごす。1967年に再び訪日し、ラビとして東京都渋谷区広尾の日本ユダヤ教団に勤務。1976年まで日本に滞在し、ユダヤ人と日本人の比較文化論を発表。また、ヘブライ語を話す皇族の三笠宮崇仁親王と親交を結んだ。米国に帰国後、ユダヤ人学校の校長を歴任している。
とくにユダヤ人の視点から展開するユニークな「日本人論」には定評があり、滞日中には早稲田大学で古代ヘブライ文化について教鞭をとるなど、古代イスラエルと古代日本の研究家としても活躍している。 主な著書に、『ユダヤ商法』『ユダヤと日本 謎の古代史』『聖書に隠された日本・ユダヤ封印の古代史―失われた10部族の謎』などがある。