『贈与の謎』 『人類学の再構築』 などの著者
モーリス・ゴドリエ(1934年2月28日生まれ)は、フランスの人類学者で、社会科学高等研究所の研究部長を務めている。最も影響力のあるフランスの人類学者の一人であり、人類学にマルクス主義を取り入れることを最も早く提唱した一人として知られている。
パリ大学に学んだあと、高等研究院でF.ブローデルやレヴィ=ストロースについて研鑽をふかめ、1975年に社会科学高等研究院の研究部長、82年からは国立科学研究所の科学部長や人間・社会科学部長の要職を歴任した。その研究分野は人類学、歴史学、社会学、経済学、哲学、社会思想など、ひろく学際的分野にわたっている。
各国の雑誌や論集に数多くの論文を発表して旺盛な活動を続ける。『贈与の謎』 『人類学の再構築』 などの著者。