『火と灰』『民族はなぜ殺し合うのか』などの著者
マイケル・イグナティエフ(1947年5月12日生まれ)は、カナダの政治学者、政治家であり、政治思想、人権論を専門とする。
ケンブリッジ大学、オックスフォード大学、ハーバード大学、トロント大学で上級研究職を歴任した。直近では、中央ヨーロッパ大学の学長・総長を務め、2016年から2021年7月まで同職にあった。テレビ・ラジオの常連放送作家・評論家であり、チャンネル4の「Voices」、BBCの芸術番組「The Late Show」、受賞シリーズ「Blood and Belonging」など多くの番組の司会を務めている。1993年にBBCで放映された「Journeys into the New Nationalism」は、20世紀末のナショナリズムの問題を検証し、数々の賞を受賞している。同シリーズを基にした同名の著書は、社会問題に関する最優秀カナダ書籍賞(Gordon Montador Award)とトロント大学のライオネル・ゲルバー賞を受賞した。
国際問題やカナダの政治に関する記事・エッセイの出版を続けている。主な著書に『火と灰』『民族はなぜ殺し合うのか』などがある。