『正しい戦争と不正な戦争』『正義の領分』などの著者
マイケル・ウォルツァー(1935年3月3日生まれ)は、アメリカ合衆国の政治哲学者であり、プリンストン高等研究所名誉教授を務めている。
ブランダイス大学卒業後、ケンブリッジ大学留学を経て、1961年にハーヴァード大学から博士号(政治学)取得。プリンストン大学、ハーヴァード大学で教鞭をとり、1980年から現職。ブランダイス大学在学中から関わってきた知的雑誌『ディセント』の名誉編集者である。マイケル・サンデルやチャールズ・テイラー等とともに、コミュニタリアニズム(共同体主義)の一人とされる。
正義と不正の戦争、ナショナリズム、エスニシティ、シオニズム、経済正義、社会批判、急進主義、寛容、政治的義務など、政治倫理に関する幅広いテーマについて著書やエッセイを多数執筆している。また、『ニュー・リパブリック』の寄稿編集者でもある。300以上の記事、エッセイ、書評をDissent、The New Republic、The New York Review of Books、The New Yorker、The New York Times、Harpers、その他多くの哲学・政治学雑誌に発表している。