『ランサムウエア追跡チーム』などの著者
レネー・ダドリーは、米独立系報道機関プロパブリカのテクノロジー記者である。
過去にロイターの調査報道記者として、大学入学試験における組織的不正行為を暴いた功績で、2017年のピューリッツァー賞最終候補に選出されている。それ以前は、ブルームバーグやサウスカロライナ州の日刊紙で記者を務め、その仕事ぶりが州の有力政治家の辞職と起訴につながった。また、重要な公文書を秘匿するサウスカロライナの法律を暴露したことで、専門ジャーナリスト協会からユージン・S・プリアム修正第1賞を受賞。
2019年に連載したランサムウェアに関するシリーズでは、米国企業が規制の抜け穴を悪用し、時には被害者を欺きながら、自らの利益のために密かに犯罪の台頭を助長していたことを明らかにした。この記事は調査報道部門で2020年TRACE賞、テクノロジー報道部門で2019年SABEW賞を受賞しており、このシリーズに基づいた共著者『ランサムウエア追跡チーム』も出版している。