『作られた不平等』『経済学の認識論』などの著者
ロベール・ボワイエ(1943年3月25日生まれ)は、フランスの経済学者である。レギュラシオン学派、ポストケインズ学派のカルドア派でもある。
エコール・ポリテクニーク、パリ政治学院、国立土木学校で学ぶ数理経済計画予測研究所(CEPREMAP)および国立科学研究所(CNRS)教授、ならびに社会科学高等研究院(EHESS)研究部長を経て、現在は米州研究所(パリ)エコノミストを務めている。マルクス、ケインズの流れを汲むレギュラシオニストだが、ソ連のスターリン主義(中央集権的計画経済)やレーニンの国家独占資本主義論を批判する立場をとっている。
『レギュラシオン理論』『第二の大転換』『ユーロ危機』『作られた不平等』『経済学の認識論』など多数の著書を出版している。