『財政赤字の神話』などの著者
ステファニー・ケルトン(1969年10月10日生まれ)は、アメリカの異端派経済学者・学者で、現代通貨理論の主要な提唱者である。
ストニーブルック大学教授、ニュースクール社会研究所の経済政策分析シュワルツセンター上級フェローを務めている。 バーニー・サンダーズの2016年の大統領選挙キャンペーンのアドバイザーも務めた経験がある。
ブログ「New Economic Perspectives」の創設者兼編集長である。ブルームバーグ「2019年の50人」、プロスペクト誌「2020年 世界のThinkerトップ50」に選出。著書『財政赤字の神話』は、NYタイムズ・ベストセラーとなった。
本セミナーでは、経済学者のステファニー・ケルトン氏が、「政府の赤字は悪い評判が多い」と語り、政府の支出を恐ろしいほどの借金の山に向かう道として見るのではなく、むしろ医療、教育、インフラなど、重要なものへの財政的貢献として見るべきだ、と主張します。「私たちは、崩壊したシステムを修復するために必要な資源を持っています。しかし、それが可能であると信じなければならないのです」とケルトン氏は説きます。
本セミナーでは、ストーニーブルックの教授、そしてBest New Ideas In Moneyポッドキャストの共同ホストであるステファニー・ケルトン氏が、パンデミック時には相当な財政支援があったのに、現在40年以上ぶりの高インフレになっている原因について議論しています。
本セミナーでは、ステファニー・ケルトン氏が、赤字は善にも悪にも使え、赤字は一部の人々を豊かにし、所得と富の格差を拡大させる一方で、何百万人もの人々を置き去りにすることができると語ります。また、赤字は生活を維持し、少数ではなく多数のために働く、より公正な経済を構築するために使うこともできるのです。