『善と悪の経済学』『改革か革命か』などの著者
トーマス・セドラチェク(1977年1月23日生まれ) は、チェコ共和国の経済学者であり、同国が運営する最大の商業銀行の一つであるCSOBで、マクロ経済担当のチーフストラテジストを務める。
かつてチェコ共和国国家経済会議のメンバーとして活躍した。世界経済フォーラムの「新しい経済思想のためのプログラム協議会」のメンバーであり、バローゾEU大統領の「ヨーロッパのための新しいシナリオ」についての諮問機関のメンバーでもあった。また、カレル大学で講義をするほか、多くの非営利団体の役員を務めている。
『善と悪の経済学』はチェコでベストセラーとなり、刊行後すぐに15の言語に翻訳された。2012年にはドイツのベスト経済書賞(フランクフルト・ブックフェア)を受賞。2015年には「最も影響力のある世界の思想家トップ100」に選出されている。
本セミナーでは、イエール・エコノミック・レビュー誌の「ヤング・ガン」、「経済学のホット・マインド5人」に選ばれ、プラハの国家経済会議のメンバーとして活躍するトーマス・セドラチェク氏が、「経済学とは、究極的には善と悪に関するものである」という、異端ともいえるシンプルな命題を主張します。