『市場対国家』『新しい世界の資源地図』などの著者
ダニエル・ヤーギン(1947年2月6日生まれ)は、アメリカ合衆国の経済アナリストであり、特にエネルギー問題を専門とする。S&Pグローバル副会長を務めている。
「米国で最も影響力のあるエネルギー問題の専門家」(『ニューヨーク・タイムズ』紙)、「エネルギーとその影響に関する研究の第一人者」(『フォーチュン』誌)と評されている。エネルギー、歴史、経済に関するヤーギンの記事や論説は、ウォール・ストリート・ジャーナル、ニューヨーク・タイムズ、ワシントンポスト、フィナンシャルタイムズなどの出版物に掲載されている。外交問題評議会や米国エネルギー協会などの理事であり、毎年恒例のエネルギー会議CERAWeekの議長も務めている。
主な著書にピューリッツァー賞を受賞した『石油の世紀』などがある。最新作『新しい世界の資源地図』は、地政学とエネルギーの利害関係が世界の権力構造をいかに再構築しつつあるかを、冷静かつ公平に考察した一冊となっている。本書について、ロンドン・サンデータイムズ紙では「素晴らしい本」と称賛し、ワシントンポスト紙は "地政学的理解の力作 "と評している。