『意識はいつ生まれるのか』などの著者
ジュリオ・トノーニは、精神科医、神経科学者であり、ウィスコンシン大学精神医学科教授を務めている。
特に意識とその障害、睡眠のメカニズムと機能を研究している。彼の睡眠研究における主な貢献は、睡眠の機能に関する包括的仮説、シナプス恒常性仮説の開発である。この仮説によれば、睡眠はシナプスの強度を再正常化し、覚醒中の可塑性によるシナプスの強度の純増と相殺する役割を果たす。睡眠に関する研究では、NIH所長パイオニア賞、ハーバード大学医学部の睡眠医学におけるファレル賞を受賞している。意識に関する研究では、マックス・プランク研究所のクラウス・ヨアヒム・ズルヒ賞、ライプニッツ神経生物学研究所のライプニッツ・チェアを受賞。
『意識はいつ生まれるのか』を共著で出版している。