『コロナ後の未来』などの著者
カタリン・カリコ(1955年1月17日生まれ)は、アメリカ合衆国在住のハンガリー人生化学者であり、BioNTech SE社上席副社長を務めている。
RNAの修飾機構を専門とし、ガラス管内で修飾させたmRNAを用いて蛋白質療法への応用を研究する。2006年から2013年までRNARx社の共同創設者兼CEOを務めた。
彼女の技術はファイザーとBioNTechが共同開発したCOVID-19ワクチンやモデルナのワクチンにも応用されており、欧米の研究者などからは実用化の鍵を握るこの研究成果はノーベル賞に値するという声もあがっている。日本国際賞をはじめ、多数の受賞歴を持つ。