『ボルハルト・ショアー現代有機化学』『ボルハルト・ショアー現代有機化学問題の解き方』などの著者
ニール・E・ショア(1948年3月6日生まれ)は、アメリカの有機化学者であり、カリフォルニア大学デービス校の教授を務めている。
研究内容は、有機基質へのポリマーの付着による反応性の変化、有機合成への応用、遷移金属を触媒とする反応などである。ペンシルベニア大学で化学を学び、1969年に学士号を取得した。1973年にコロンビア大学でニコラス・J・トゥーロの下で有機化学の光プロセスについて博士号を取得した。ポスドク研究員として、1976年までカリフォルニア工科大学でロバート・バーグマンの研究室に在籍。1981年から1985年までカミーユ&ヘンリー・ドレフュス教師奨学生、1989年には大学の特別教授賞を受賞した。
ショアは、カリフォルニア工科大学のポスドク研究員として知り合ったピーター・C・ボルハルトと、国際的に評価の高い有機化学の定番教科書『ボルハルト・ショアー現代有機化学』を共著で執筆した。また、80本以上の論文を発表している。