『風をつかまえた少年』『風をつかまえたウィリアム』などの著者
ウィリアム・カムクワンバ(1987年8月5日生まれ)は、発明家として知られるマラウイ人の大学生である。
わずか14歳のときにユーカリの木と自転車の部品、および身近で入手できた廃品を利用して風車を製作し、風力発電によってマシタラ村にある自宅で多少の電気製品を使えるようにしたことで、世界的に有名となった。その後、マシタラ村で初の飲料水供給設備となる水をくみ上げるための太陽発電型のポンプを設置した。さらに12メートル以上の高さを持つ風車を2基作ったほか、今後2基の風車をマラウイの首都であるリロングウェを含む2箇所に建設する予定である。
彼の業績はアル・ゴア元アメリカ副大統領や各環境保護団体から絶賛を受けている。2013年にはタイムの「世界を変える30人」に選ばれた。2014年には自伝『風をつかまえた少年』がオーバーン大学の2014年-2015年度「Common Book」に選出されている。