『シナイ確率論入門コース』などの著者
ヤコフ・シナイ(1935年9月21日生まれ)は、モスクワ生まれのアメリカ合衆国の数学者、理論物理学者である。
1963年モスクワ大学で博士号取得し、1971年にモスクワ大学の教授となった。 1993年からプリンストン大学の数学教授を務め、ロシア・モスクワのランダウ理論物理学研究所の上級研究員を務めている。ネマーズ賞、ウルフ賞(数学)、アーベル賞など、数々の受賞歴がある。
ヤコフは数理物理学と確率論の研究で知られ、これらの分野における広範な出版物がある。著書『シナイ確率論入門コース』は、シナイがモスクワ大学の学部学生に行った講義をもとに書き下ろした理工系学生向けの確率論の教科書である。