『資本主義だけ残った』『大不平等』などの著者
ブランコ・ミラノビッチ(1953年10月24日)は、経済学者であり、ニューヨーク市立大学大学院センターの客員学長教授、ルクセンブルク所得調査(LIS)の提携上級研究員を務めている。
所得分配と不平等に関する研究で最もよく知られている。 ロンドン経済大学、バルセロナ国際研究所でも教えている。2019年にはフローニンゲン大学の名誉マディソン講座に任命されている。以前は、世界銀行研究部門の主席エコノミスト、メリーランド大学およびジョンズ・ホプキンス大学の客員教授、2003年から2005年の間ワシントンのカーネギー国際平和財団のシニアアソシエイトを務めていた。
世界銀行への数多くの論文に加え、Economic Journal、Review of Economics and Statistics、Journal of Economic Literature、Journal of Political Philosophyなどにこのテーマに関する論文を発表している。著書『大不平等』は、2016年の最優秀政治書に贈られるブルーノ・クライスキー賞を受賞し、12カ国語に翻訳された。この本は、第一次産業革命以降、テクノロジーとグローバリゼーションによって大きく引き起こされた不平等の連続的な「クズネッツの波」という概念を含む、グローバリゼーションの経済的・政治的影響を取り上げている。