『国家は破綻する』『私たちはどう生きるか』などの著者
カーメン・ラインハート (1955年7月10日生まれ)は、ハーバード大学ケネディスクールの国際金融システム論のMinos A. Zombanakis教授を務めている。
以前は、ピーターソン国際経済研究所デニス・ウェザーストーン・シニアフェローであり、またメリーランド大学の経済学教授および国際経済学センター(Center for International Economics)のディレクターを務めていた。現在は全米経済研究所研究員、経済政策研究センター研究員、アメリカ経済学会、ラテンアメリカ・カリブ海経済学会、キューバ経済研究協会のメンバーでもある。2018年12月、ラインハートは経済学における国王フアン・カルロス賞とアダム・スミス賞を受賞した。
ラインハートはマクロ経済学と国際金融論のさまざまなトピックについて多くの研究を発表している。具体的には、国際的な資本フロー、資本規制、インフレとコモデティ価格、銀行活動とソブリン債務危機、通貨危機、および危機の伝染などがある。彼女の研究はアメリカン・エコノミック・レビューやJournal of Political Economyや、Quarterly Journal of Economics、そしてJournal of Economic Perspectivesなどの著名な学術雑誌に掲載された。ケネス・ロゴフとの共著である『国家は破綻する』は循環する景気の浮揚と崩壊の類似性を研究したものである。