『絶望を希望に変える経済学』『貧乏人の経済学』などの著者
エステル・デュフロ(1972年10月25日生まれ)は、MITアブドゥル・ラティフ・ジャミール記念教授で貧困削減および開発経済学を担当している。
家計行動、教育、金融へのアクセス、健康、政策評価など、途上国のミクロ経済問題を中心に研究している。2013年ダン・デービッド賞、2014年インフォシス賞、2015年アストゥリアス皇太子賞など多数の受賞歴がある。全米経済研究所のリサーチアソシエイトも兼任している。
アビジット・V.バナジーはMITでの共同論文指導者であり、『絶望を希望に変える経済学』『貧乏人の経済学』を共同執筆した。二人はフィールド実験による貧困の緩和という画期的な研究により、2019年にノーベル経済学賞を受賞した。また、『アメリカン・エコノミック・レビュー』の編集者、『経済統計学評論』『開発経済学雑誌』の共同編集者でもある。フランスの日刊紙「Libération」に毎月コラムを執筆している。