『帳簿の世界史』などの著者
ジェイコブ・ソールは、アメリカ出身の歴史学者であり、南カリフォルニア大学の教授を務め、歴史学と会計学を専門としている。
現代の国家や政治体制がどのように成功し、失敗するかという様々な要素を解剖し、政治、国家運営、経済の仕組みを考察している。個人と国家との関係に焦点を当て、政治的・経済的自由の哲学を研究している。その功績により、アメリカ哲学協会のジャック・バルザン賞、2つのNEHフェローシップ、グッゲンハイムフェローシップ、2011年には50万ドルのマッカーサー「天才賞」フェローシップなど、数々の栄誉ある賞を受賞している。
著書『帳簿の世界史』では、私たち自身の金融危機の起源が、人間と金融の数字を管理しようとする試みとの間の長い断絶に深く根ざしていることを説明している。同書は、世界的なベストセラーとなり、全世界で8万部以上売れている。彼は、ニューヨーク・タイムズ、ポリティコ、ボストン・グローブ、ニュー・リパブリックなどに寄稿し、フェイクニュースの歴史に関する権威として広く読まれている。