『ブルックスの知能ロボット論』などの著者
ロドニー・ブルックス(1954年12月30日生まれ )は、オーストラリア出身のロボット研究者である。
MITコンピュータ科学・人工知能研究所で教授・所長を歴任。世界で1200万台以上の家庭用ロボットを販売したiRobot社の共同創業者でもあり、また高度なロボット知能を製造業や肉体労働に応用することをミッションとしたRethink Robotics社の創業者で前CTOでもある。スタンフォード大学Ph.D、マサチューセッツ工科大学名誉教授であり、2014年エンゲルバーガー賞(リーダーシップ部門)受賞。
著書『ブルックスの知能ロボット論』では、ロボット研究に大きな影響を与えたサブサンプション・アーキテクチャ(SA)理論の誕生秘話からその後の展開を紹介し、知能を持つシステム開発のあり方、さらには意識とは何か、生体と機械の融合等の哲学的議論もわかりやすく説いている。
ロボットは単に人間の代わりに仕事をするようになるという説があります。しかし、ロボットは私たちの重要な協力者となり、私たちはより日常的で機械的な作業に時間を割くことができるようになるのです。本セミナーでは、ロドニー・ブルックス氏が、生産年齢人口の減少と定年退職者の増加に伴い、ロボットがいかに貴重な存在になり得るかを指摘します。彼は、動く目と触覚に反応する腕を持つロボット「バクスター」を紹介し、高齢者のそばで働き、家庭でも助けられる可能性について述べています。
本セミナーでは、ロボット工学者のロドニー・ブルックス氏が、ロボットが、おもちゃに始まり、家事へと移行し、そしてさらにその先へと私たちの生活の中にどのように入り込んでくるかを語っています。
今日、私たちは何年も続くであろう革新的なAI研究の成功例を目の当たりにしています。最終的には、AIとロボティクスの開発を促進し続けるために、ディープラーニングで新しいイノベーションが必要になるでしょう。本セミナーでは、コンピュータ科学者、ロボット工学者、起業家であるロドニー・ブルックス氏が、「人工知能とロボティクスにおけるイノベーションの未来」をテーマに、AIにおける難問の歴史、現在でも非常に難しい問題、そして人間レベルの知能に向けた道のりが実際どの程度早いのかを探っていきます。