『気候変動の真実』などの著者
スティーブン・E・クーニン(1951年12月12日生まれ)は、アメリカの理論物理学者で、ニューヨーク大学の都市科学・進歩センターの前所長である。
1975年、カリフォルニア工科大学の理論物理学の助教授として、史上最年少の教授陣の一人となり、1995年から2004年まで同大学の学長を務めた。また、2004年にBPのチーフサイエンティストとして入社し、同社の長期的な技術戦略、特に代替・再生可能エネルギー源の指導を担当した。オバマ大統領のエネルギー長官であるスティーブン・チューによってアメリカ合衆国エネルギー省の科学担当次官のポジションに指名され、その役割を担っていた。その他全米科学財団、国防総省、エネルギー省とその各国立研究所の多くの諮問機関(JASON防衛諮問グループの議長など)の委員を務めている。
物理学、天体物理学、科学計算、エネルギー技術・政策、気候科学などの分野で200以上の査読付き論文を発表している。著書に『気候変動の真実』などがある。また、カリフォルニア工科大学のジョージ・グリーン賞、全米科学財団大学院フェローシップ、アルフレッド・P・スローン財団フェローシップ、米国上級科学者賞(フンボルト賞)、エネルギー省アーネスト・オーランド・ローレンス賞など、多数の受賞歴がある。