『マルチカルチュラリズム』などの著者
スーザン・ウルフは、ノースカロライナ大学チャペルヒル校のエドナ・J・コーリー哲学教授を務めている。
主に倫理学と、それと密接な関係にある心の哲学、行動哲学、政治哲学、美学を研究している。また、道徳心理学、価値理論、規範倫理学など、幅広い分野に関心を持っている。以前はジョンズ・ホプキンス大学(1986-2002)、メリーランド大学(1981-1986)、ハーバード大学(1978-1981)で教鞭をとっていた。
道徳的幸運というテーマで、合理主義者と非合理主義者の立場の間の和解を示唆する著作や、人間の人生における意味について幅広く執筆している。また、道徳の要求性についても影響力のある研究を発表している。この分野では、道徳的に完全な人が実際に魅力的な倫理的理想であるという考えを批判している。