『ビジュアル・シンカーの脳』『自閉症の脳を読み解く』などの著者
テンプル・グランディン(1947年8月29日生まれ)は、アメリカ合衆国の動物学者であり、コロラド州立大学動物科学教授を務めている。
自閉スペクトラム症の当事者であり、同啓蒙活動において世界的に影響力のある学者のひとり。ハンドリング施設の設計に関する広範な研究を行ってきた。米国とカナダの牛の半分は、彼女が食肉工場用に設計した設備で取り扱われている。その他の専門的活動として、食肉産業向けの動物福祉ガイドラインの開発や、動物福祉に関する企業へのコンサルティングなどがある。
動物取り扱いに関する数百の業界出版物、書籍の章、技術論文に加え、12冊の書籍に加え、73の査読付き学術論文を発表。『ビジュアル・シンカーの脳』『自閉症の脳を読み解く』などの著者である。2010年にタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に、2016年にアメリカ芸術科学アカデミー会員にそれぞれ選出された。