『スケール』などの著者
ジョフリー・ウェスト(1940年12月15日生まれ)は、イギリスの理論物理学者であり、都市の科学的モデルを研究している代表的な科学者として知られる。
ケンブリッジ大学で学士号、スタンフォード大学で博士号を取得。2005~09年サンタフェ研究所所長を務めた。素粒子物理学が専門であったが、物理学の法則を生物の諸問題(大きさや寿命)に適用する方法論を拡大し、ビジネスや都市にも共通する数学的規則性について研究している。アメリカ生態学会のマーサー賞、オックスフォード大学のウェルドン記念賞、加齢研究のためのグレン賞、APSシラード賞を共同受賞。
2011年には「都市および組織の意外な数学的法則」というテーマでTEDに登壇、2006年には《タイム》誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出。アメリカ物理学会のフェローであり、2003年には100周年記念講演者の一人でもある。また、世界各地で開催される著名な科学者シリーズや世界経済フォーラムで講演を行っている。