『ベーシックインカムへの道』『プレカリアート』などの著者
ガイ・スタンディング(1948年2月9日生まれ)は、イギリスの労働経済学者である。ロンドン大学東洋アフリカ研究学院の開発学教授であり、ベーシック・インカム・アース・ネットワーク(BIEN)の共同設立者。
イリノイ大学にて労働経済学・労使関係論にて修士、ケンブリッジ大学にて経済学博士号取得。国際労働機関(ILO)の社会的・経済的セキュリティ・プログラム(Socio-Economic Security Programme)の研究代表者を歴任した。社会科学アカデミーのフェローでもある。
労働経済学、労働市場政策、失業、労働市場の柔軟性、構造調整政策、社会保護の分野で広く執筆している。彼は、グローバリゼーションの結果として低賃金と低い雇用保障によって害を受ける労働者の新興階級を表すためにプレカリアートという言葉を創り出した。2011年に出版された著書『プレカリアート』以来、彼の仕事はプレカリアート、無条件ベーシックインカム、熟議民主主義、コモンズに焦点を合わせている。