『格差は心を壊す』『平等社会』などの著者
ケイト・ピケットは、英国の疫学者、政治活動家である。ヨーク大学健康科学学部教授、同大学未来の健康センター副所長を務めている。
ケイトの研究は、健康の社会的決定要因と健康格差に重点を置いており、特に子どもの発達に関心を持っている。リチャード・ウィルキンソンとともに、イギリスの不平等を解決するための組織イクオリティ・トラストを設立する。平等を唱えたことで2013年にSolidarからシルバーローズ賞を、2014年にアイルランド癌協会からチャールズ・カリー記念メダルを授与されている。2007年から2012年まで英国国立衛生研究所(NIHR)のキャリア・サイエンティストを務め、王立芸術・製造・商業奨励協会(RSA)および英国公衆衛生学会のフェローである。
リチャード・ウィルキンソンとの共著でベストセラーとなった『平等社会』は、政治学会の2012年度出版賞を受賞、2010年ブリストル・フェスティバル・オブ・アイデアブック賞を受賞し、24ヶ国語に翻訳されている。