『生と死を分ける数学』などの著者
キット・イェーツは、英バース大学数理科学科上級講師であり、同大数理生物学センターの共同ディレクターを務めている。
2011年にオクスフォード大学で数学の博士号を取得。数学を使った彼の研究は胚形成からイナゴの群れ、睡眠病や卵殻の模様の形成にまでおよび、数学が現実世界のあらゆる種類の現象を説明できることを示している。とくに生物におけるランダム性の役割に関心を持っており、その数理生物学の研究は、BBCやガーディアン、テレグラフ、デイリーメール、サイエンティフィック・アメリカンなどで紹介されている。
研究の傍ら、科学や数学の記事を執筆し、サイエンスコミュニケーターとしても活動する。著書『生と死を分ける数学』は、25カ国語に翻訳されている。また、Panorama、More or Less、BBC News、BBC Inside Scienceなどにも出演している。会議やフェスティバル、学校やワークショップでの基調講演でも数学への熱意と愛を語っている。