『神は数学者か?』『偉大なる失敗』などの著者
マリオ・リヴィオ(1945年6月19日生まれ)は、イスラエル系アメリカ人の天体物理学者であり24年間(1991年~2015年)、ハッブル宇宙望遠鏡を運用する宇宙望遠鏡科学研究所の天体物理学者として活躍した。
エルサレム・ヘブライ大学で物理学と数学の理学士号を、ワイツマン研究所で理論素粒子物理学の理学修士号を、テルアビブ大学で理論宇宙物理学の博士号を取得した。1981年から1991年までテクニオン(イスラエル工科大学)の物理学教授を務め、その後、宇宙望遠鏡科学研究所に移った。アメリカ科学振興協会のフェローでもある。過去30年間、ワシントンDCのスミソニアンやニューヨークのヘイデンプラネタリウムから、ロンドンの王立天文学会、テルアビブ大学、メキシコのCiudad de las Ideas、ベルリンプラネタリウムまで、世界各地で数多くの講演を行っている。
宇宙論、超新星爆発、ブラックホール、太陽系外惑星、宇宙における生命の出現などをテーマに400以上の科学論文を発表している。著書も多く、ベストセラーとなった『黄金比はすべてを美しくするか?』では、2003年にペアノ賞、2004年に国際ピタゴラス賞を受賞し、数学に関する最も優れた大衆書として知られる。著書『偉大なる失敗』は、ワシントン・ポスト紙で2013年の注目すべき本の1冊に選ばれた。