『突破するデザイン』『デザイン・ドリブン・イノベーション』などの著者
ロベルト・ベルガンティはイタリアミラノ工科大学教授を務めており、リーダーシップ論、イノベーション論を専門としてる。
経営者に対してデザインとイノベーションのマネジメント教育を行う研究組織であるMaDe In Lab を指揮。マイクロソフトやボーダフォン、任天堂など、100社以上のイノベーションプロセスとその課題を調査している。
著書『突破するデザイン』は大ヒットを記録。デザインマネジメントの研究で、イタリアで最も権威のあるデザイン賞「コンパッソ・ドーロ賞」を受賞。ロベルトは、『マネジメント・サイエンス』に掲載された「インターネット時間で製品を開発する」や、『ハーバード・ビジネス・レビュー』に掲載された「デザインによる革新」「批評の革新力」など150以上の論文を発表している。
私たちはよりクリエイティブになり、デジタル技術のおかげで、かつてないほど多くの斬新な機会に簡単にアクセスできるようになりました。この溢れんばかりの機会をどのように活用すればよいのでしょうか。次に来る大きなものをどうすれば思い描けるのでしょうか。アイデアを出せば出すほど、イノベーションが減る現象を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。本セミナーでは、イノベーションの旅における最初の重要なステップである「意義ある方向性の設計」の方法、考え方、プロセス、そしてツールを紹介します。アップル、フィリップス、グッチ、デロイトなどの企業の経験を活用し、実行可能で、人々に愛される新しい目的をいかに育むことができるかを示しています。
リーダーは、組織内の変革を推進することがいかに難しいかを知っています。従来の変革管理概念は、人々が変化を望まないことを前提に、古典的なトップダウンアプローチを推進するもので した。デザイン思考は、変革を推進する方法について、リーダーたちにまったく新しい視点を提供しています。それは、魅力的なボトムアップのアプローチで、広く普及し、目的と意味に触発され、ユーザーを中心に据えたものです。デザイン思考では、人々は変化に追い込まれるのではなく、変化を推進するのです。本講演では、なぜデザイン思考がビジネス変革の理論における次の革命なのかを説明します。また、デザイン思考がどのように機能し、どのように使えば、リーダーシップと成長のパイオニアになれるかを説明します。
私たちは、イノベーションは孤独な天才から生まれるか、コミュニティから生まれるかのどちらかだと考えがちです。しかし、画期的なベンチャー企業の物語を見ると、その核になるのは2人組であることが多いことに気づきます。スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアック、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、ビル・ゲイツとポール・アレンなどです。イノベーションにおけるマジックナンバーは「2」です。本講演では、多くのイノベーション・リーダーが実践している、刺激的なスパーリング・パートナーを選び、一緒に仕事をする能力の秘密をお伝えします。